防火ダンパーのメンテナンスについて
化学薬品や寒暖差、排煙、塩害などにより温度ヒューズが劣化または破断する可能性があります。施工後、半年に1回以上の点検をお願いします。また、点検の際に錆または緑青の発生や変形、変色、破断が確認された場合、速やかに新たな温度ヒューズに交換してください。温度ヒューズの交換に関しまして、温度ヒューズの構造上、大変変形し易くなっております。正確な作業を安全に行うためにも、専門の業者へのご依頼をお勧めいたします。
バタフライ式防火ダンパー
■前面式温度ヒューズ交換型
- 図1の様にローレットネジをはずし、フード・ガラリ板をはずす。
- 図2の様にダンパーのフックを中央に引き寄せる。
- 図3の様に引き寄せた、片側のダンパーの羽根より左手を添える。
- 図4の様に中央に添えた左手で、左右のダンパーの羽根を図の様に合わせる。
- 図5の様に中央に引き寄せたダンパー部の羽根に温度ヒューズを中央の規定置に確実に固定する。
- 最後に温度ヒューズホルダーの規定置の確認後、図1の逆順でガラリ板、フードの順に組み立てをして下さい。
■背面式温度ヒューズ交換型
- 内壁に取り付けてある、換気扇等の内壁用換気口部品を外す。
- 図1の様に、ダンパー部の作動(羽根が開いている)、図5の様に不作動(羽根が閉じている)の確認をする。作動している状態なら次の手順へ進む。不作動状態なら取り外した換気扇等の部品を取り付ける。
- 図3の様に、左右のダンパーの羽根を図の様に合わせる。
- 図4の様に、中央に引き寄せたダンパー部の羽根に温度ヒューズを中央の規定置に確実に固定する。
- 最後に予め取り外した換気扇等の部品を取り付ける。
※温度ヒューズの交換や換気扇の取り外しや取付は、確実な作業を安全に行うためにも専門業者の方にお任せください。
回転式防火ダンパー(簡易ダンパー)
■背面式温度ヒューズ交換型
- 室内側のレジスター等の部品を外す。
- 図2の様に、右手でダンパー部のフック(羽根の中央に取り付け済みのヒューズホルダー用フック)をつまみ、水平位置まで起こす。
- 図3の様に、温度ヒューズの片方をケージングフックに引っかける。
- 図4の様に、温度ヒューズのもう片方を水平に起こしたダンパー部フックに引っかける。
- 図5の様に、温度ヒューズの両方の取り付け穴に確実にセットされているか確認をする。
- 温度ヒューズの確認後レジスター等の部品をセットする。